国際間の食品輸出入は純粋に政治的な問題で、グローバルスタンダードとは何の関係もない。BSEや鳥インフルエンザの問題も、科学を離れた問題になりつつある。
朝日の記事を読むと、何事につけ徹底的で時にヒステリックですらある米国が、こと農業食料関係になると相当ずさんであることに気がつく。そのことは、CDCの食中毒情報を読んでも分かるし、街を歩いて店先で売られている食べ物の鮮度をちょっと見るだけでも実感できる。
私は読んでいないけれど、オーストラリアの友人によると、
Fast Food Nation: The Dark Side of the All-American Mealが、米国の食品産業のずさんさやポリティカルな現状をよくあらわしているのだそうだ。この辺に問題の核心があるのだろうか。