研修医の労働時間が問題になっている。過剰労働は医療事故の原因にもなるし、研修医の健康問題でもある。
米国では、早くもNY州で研修医の労働時間に関する厳しい規定ができており、これはACGMEによって全州に広がっている。が、これが本当に医療の質を高める、というエビデンスはない。ぎゃくに、
JAMAの論文によると、検査時間が送れたり、合併症の増加につながっているという。
これは、私の体験からも納得できるデータだ。医師が「もう5時だから帰るよ」というシフトメンタリティーを持つと、主治医感がなくなり、患者さんに対する責任の所在やコミットメントがなくなるためである。何事も「ほどほど」にしなければうまくいかないのだが、どうも米国の場合すぐ極端に走ってしまうので、、、、